Minako Amamiya

雨宮美奈子、美徳はよろめかない

なんとかかんとか



 

久々にブログを書こうと思い立つ時は、大抵良いことがあった時だ。
なめらかでポジティブな感情は、言葉に紡ぐのが苦じゃなく、心地いい。

夏休みがまもなく終わる今日、大学へと向かった。
諸々の説明を受ける。卒論の提出締め切りなんかのお知らせを、受け取る。
提示された締め切りが、間に合うのかわからない不安な感情にさせる。
鬱々としてくる。学生の本分は学問、だとはいえ、鬱々とさせる、それが卒論。
 
友人が車で大学へ来ていたものだから、帰りに便乗して海へ。
大学から車ですんなりと5分だとか10分で南国へ来たような気持ちになるのは、田舎の大学の良いところだと思う。数少ない、良いところ。
 

 

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夕日が眩しかった。どオレンジ。

 

それでもまだ夏が終わらない気がした理由は、波音が涼しげで蝉の鳴き声もまだしていたからだ。だけども同時に肌寒い風も吹いていたしトンボも飛んでいたもんだから、どうにもこうにも季節は慌ただしい。どっちかにしてほしい。何故ならこんな曖昧な変わり目が長引くと、単純にわたしは風邪をひきやすくなってしまう。
 
晩ごはんをそこで食した。
地元の野菜となんとかかんとかサラダ、グリルチキン、雑穀ごはん。

 

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海風を頬に感じながら食す贅沢なごはんは、小さな非日常だった。
テラス席の気持ちよさ。
これを毎日繰り返していたら阿呆になってしまう、と直感的に思った。
 
日々は苦しいことが多いけれど、たまにこうやって嬉しい非日常が挟まれることで、なんとかかんとか生きられる。
 
 
不安だとかを吐露し続けることは容易だけれど、それは見苦しい。
他人からの視線を多少なりとも気にしてしまうわたしたちは、きっと少しでも格好良く生きていなければならないはずだ。それが結果として、己をラクにさせるのだと思う。
 
小さな贅沢を抱え込んだ今日のような日があると、わたしはちょっとまた頑張れる。
 
 
もうひとふんばり。