さて昨年、怒濤のように誰もが師走の忙しさに追われている頃、12月。
衆議院選挙が行われていた裏で、わたしは高校生の男の子(Takumi Yoshida)と優秀な若手エンジニアらと共に、とっても面白い仕掛けを世の中に向けてひとつ仕込んでおきました。
その名も『Teens Opinion』
（こちらの文章は、お願いして坪井遥先輩に書いて頂きました）
このサイトは、『選挙権を持たない10代に、ネット上で疑似選挙を行わせたらどんな結果が出るだろう？』というTakumi君の素朴なアイディアから始まったもので、そのアイディアを形にして怒濤のようなスピードで完成させたものです。確か、構想から一週間あったかどうかであったと記憶していますがとにかく速かったのでした、それもとてつもなく！疾走感凄まじいものでした。
インターネット上にて、10代に投票させる。
これだけのことがどれだけ難しいことか。まずそもそも、誰しもが投票出来るようであれば10代かどうかの線引きが出来ないということで、泣く泣くFacebook認証をして10代かどうかを選別する方法をとりました。これではそもそもFacebookユーザーでない層が投票出来ない！、という大きなデメリットも強くあったのですが、これ以上に（それでも完全とは言えないけれど）具体的に10代を選別する方法が思い浮かばず。
とまあ、他にも問題点は山積みでしたがこのようにひとつひとつを乗り越えることに思案し、会議をし、夜な夜なファミレスにパソコンもって集まり。
そして。面白い結果を生み出せたのではないかと思っています。本当の衆議院選挙と比較すると、結構違う結果が出たのが非常に面白かったです、にやり。大人よりも民主党を支持する率が高かったところなんて、結果を見た時に思わずにやけてしまいました。
また、掲示板機能により様々なひとたち（上は60代のひとから、下は14歳からのアクセスもありました！FB認証してるからそういうデータも収集出来ます）が素朴な意見をぶつけ合ったり、大人と10代で同じテーマを真っ向から言いあう、なんていう面白い場も誕生しました。この機能は大人にも開放されていますので（投票機能のみ年齢制限かけてるのです）、そして今現在も解放されていますので是非ご利用戴ければ幸いです。覗くだけでも割と、おもしろし。
このサービス、わたしはもう気づけば22歳になってしまいましたが、高校生ぐらいの頃は世の中にもっと訴えたいことがあって、選挙権も強い発言の場もなくて、ばか騒ぎするだけでなく真面目に討論出来るような仲間も限られていて。そんな時にあったら、よかったなあ……という気持ちを込めたものです。ちょっと背伸びして、是非10代の皆さんに使って頂きたいです。未だ投票権の無い者こそが未来を担うのだから、10代が未来を考えて議論して行くことにはやすぎることなんて、絶対に無い筈だとわたしは思っています。
とまあ短期間の割には、よくやったのではないかなと今内側から見て強く感じています。が、勿論本当に莫大な反省点もあげられます。そのような点を改良していきながら、来たる今年夏の参議院選挙では更に増強されたサービスを提供しようと目論んでいる所存です。
また、こんな仕掛けをもっともっと目論んで、次々と出せていけたらとまだまだ話しています。
ということでみなさま、これからもどうかご注目くださいまし。
………追伸
今回のこのサービスについて、様々な素敵な大人の著名人（坂本龍一さんや、猪子寿之さんなどとても豪華！私が個人的にご縁のあった、ウルフルケイスケさんも！）からメッセージも頂きました。是非ともその豪華すぎるメッセージも御覧になってくださいませ！（そして何故かわたしも含まれているのはつっこみ待ちです）
▶ 様々な大人からのメッセージはこちら！
