Minako Amamiya

雨宮美奈子、美徳はよろめかない

中二病で言うなら、✝…ダークネス…✝

毎日を必死にせっせと生きていると、人に心もとない言葉を言われたりすることもある。無視されることもある。

そんなわたしを見ながらこう言う人がいる。「ひどく生きづらそうだね」って、アンタ。そんなこと言うくらいなら救済策でも出してから言っておくんなし、というほどにわたし、カッカとしている、怒りっぽいわたし。いや、だってこっちは見ての通り必死なんだもの。許してくれよ。

 

年末からぐっと忙しくなっていたのは感じていたけれども、肌感覚でピリリとSOSを感じ始めた今日このごろ、皆さまいかがお過ごしですか、雨宮美奈子です。

 

仕事が忙しいだけならいいんだけどもさ、こう、東京に来てからグッと交友関係が狭まってしまったし、うまくいかないことだってそれなりにあって(SNSに全部書くわけじゃあないしさ)、なんだか心がじっと凹んで黒く染まります。

躁鬱でいう、鬱状態に片足突っ込み始めてるのを強く感じております。ダークネスに引きこまれていくこの感覚。中二病的に言うなら、 ✝…ダークネス…✝ って感じ。

 

戻ってきたいんだけど、日に日に精神の不安定を感じております。こういうとき、オトナってみんなどうしてるんでしょう? 酒も飲めない(胃潰瘍と腸閉塞やってるんでね)、タバコも吸わない、清原選手のようなアレもやってるわけじゃあない。ってなると、何すればいいんだろう、やっぱり読書かな。

ここで様々な選択肢を提示できるのが教養だとは思うんだけれど、不慣れな地に来てまで不慣れなこともできないってなもんで、読書と料理にいそいそといそしんでおります。それでもまだ、ダークネスからは完全に戻れないんですが。

 

冬という季節は、ひとを鬱っぽくさせるからやーね。昔のブログなんかを見返してもさ、やっぱり冬は鬱っぽくて、卑屈っぽくて、自己嫌悪してて、自意識こじらせMAXどっかーん!!!って記事が多々見受けられる。mixi日記なんて怖すぎて、もっと見れやしない。

 

これをいい言葉に言い換えるならばさ、まあ、冬って季節は自分と向き合える季節でもあるのかもしれない。こういうときに、大二病的に言うと「圧倒的成長!!!」をするのかもね。何も得られなかった冬、よりは★圧倒的成長★して、春を迎えたいもんです。別にわたしのプロフィール、「慶應経済/コンサル/◎◎ゼミ10期生」とかじゃないけどさ。成長は、したいよねぇ。

 

寒いよね。かじかむよね。
はやく春よ、こいこい。精神的な方面、でも。

靴とバッグの依存症なので

わかっちゃいるんだけれど、やめられないもの。

人によっては酒、タバコ、異性、なんてそれは色々様々にあるわけですが、その中でも女の病的な感じで思われがちなのが、そう、ショッピング。私はこれの依存症なんです。

なんだかテンションの高い躁状態でショッピングした日には最後、残るのは恐怖のクレジットカードの明細&請求書。これを大学時代から、それはもう何度もやらかしてきました。

 

これが不思議なもので、わたしは自炊のほうが安いし美味しいじゃん主義者なので、贅沢な外食(といっても月に2〜3度)をする時はちょっとあっても、基本はごはんは節約する人間(のはず)。にんじんの皮は捨てないし、実は玉葱の皮だって捨てない。使いまわせる野菜は使い回すし、小分けにして冷凍なんてのも手慣れたもの。お弁当も作るし。ふたり暮らしの食費は、外食を抜けば月に2万ちょっと。

なのに、なぁ。洋服。これがやめられない。

特にバッグ、靴が本当にやめられない。

 

学生時代はまだ、稼ぎが少ない(とは言っても学費優先だったので、買える服なんてファストファッション中心だったし)のでいいにせよ。

お金を安定的に手にしてしまった今、手元にあるのは限度額が増えたクレジットカード。これは完全に、恐怖への入り口。

 

どうにかしなきゃ、どうにかしなきゃ、とは思いつつやめられないネットショッピングのクリック、百貨店での取置き。銀座三越の店員に顔を覚えられたらやめようと思っていたりもしたのに、東京に来て1ヶ月ちょっとで「雨宮さま」と声をかけられてしまうわたしでありました。(ダメだこりゃ)

 

ってことでね、2016年は毎週運動をするという抱負以外に、新たな決意をば。

 

そう、バッグと靴は一旦買うのやめます!(言い切った)

https://www.instagram.com/p/BA6mR9ZCniM/

最近、エルメスのガーデンパーティーを買いました👜 バッグはさすがにこれで打ち止めにします…(バッグと靴の山よ…👠) #newbag #HERMES #gardenparty

 

最近買ったこのバッグを最後に、ちょっと打ち止め。最後だからどうしようと思って悩んだ結果、仕事でも使える定番っぽいものに。エルメスのガーデンパーティー。お前が最後の相棒だよ!!!

 

元々は園芸用品入れとしてのバッグだから、その丈夫さはお墨付き。ガンガン使える安心の存在。これがダメになる頃には、またバッグを買っても良いかもしれない、けれどもそう簡単にはダメにならないというこのバッグ。

 

ダーリンが最近買ってくれたVivienne Westwoodの手袋と共に大事に使います。(でもこうやって揃えると、次はグローブホルダーが欲しくなるね?きりがないね?)

 

椎名林檎の歌詞で、好きな人や物が多すぎて見放されてしまいそうだ、という最高の歌詞があるんだけれども、好きな人が増えるのは仕方ないとして(しかもいいことなので)、好きな物があまりに増えることはちょっとそろそろ辞めたいお年ごろ。

依存症を断捨離してしまいたい。他にも依存症もっとあるけれども、まずはここから。(その他は化粧品やブルーチーズ、生牡蠣など)

 

そのぶん溜まったお金で、ちょっとヨーロッパにでも旅行へと行きたいもんです。せっかく、フリーランスなんだしなぁ、スケジュールどうにかできるんだからさぁ、と思いつつもバッグと靴にお金ふっ飛ばしてるせいで叶ってないので、今年こそ。(いやでも安いからってフランスでシャネルとか買っちゃう馬鹿者なのかもしれないなわたしは)

【悲報】20代後半の通告を受けたワタシ、とりあえずコラーゲンを飲むことに

この前、エステに行ったんですよ。
そしたらば、アンケートで年代をチェックする項目があって、
 
□ 20~24歳
□ 25歳~29歳
□ 30歳~(以下省略
 
ってなっててですね、25歳になったワタクシは一番上にチェックをつけそうになりながら『そうか、もうわたしは20代後半に分類されるんだ……』って思って泣きそうになりました。
 
素敵な20代後半にしようとは思っております、どうも、そうは言っても通告を受けた胸がチクリと痛むよ、雨宮美奈子です。
 
そんなこんなで、とりあえず「アンチエイジング的なものを意識し始めねば」と思ったわたし。前回の記事で、運動嫌いのはずなのにジムに入ったりしちゃって、最近は年齢相応に自らの身体に危機感を感じ始めてます。(年齢には抗えないね)
 

minako.hatenablog.jp

 

そこで、オトナの女性が好きそうなもの第1位(わたしの中調べ)のコラーゲンを飲むことにしました。肌を守っていればアンチエイジング!という安易な考えです。以前頂いていた、こんなシャレてるものを飲むことに。

 
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資生堂が出している、コラーゲンロイヤルリッチなるもの。これが結構高い、1ヵ月分で1万円ほどします。
 
開けると豪華にも個別包装!
 

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※ パックによって花の柄が違う!

一袋には4粒の可愛い紫色の錠剤が入っていて、すんなりと飲めちゃいます。まずはこれを1ヵ月(朝と夜)試してみることに。何か変化があればこのブログに書きますね。(なければ、効果に気付いてないかこの記事を忘れているということです)

まずはとりあえずコラーゲン、というあたりに、わたしが不意打ち的に年齢を感じているということがあらわれていますね。

 

ちなみに美容関連でいうと、ネイルを最近セーラームーン仕様にしました。えっへん。

https://www.instagram.com/p/BAQyczYinpR/

セーラームーンネイル💅 コンパクトを3つも再現してもらった💝 手元を見るたびにうっとりするほどかわいい〜✳︎ #sailormoon #howcute #lovery #luv #japanese #animenails #sailormoonnail #sailormooncrystal

 

コンパクトが3つも入ってるんですよ、わかりますか!!!!女子ども!!!!はい、以上美容情報でした!!!!

 

 

まぁしかし、最近は肉が好きで、好きで。

赤身肉ならばよいでしょう、むしろ健康によいでしょう、と開き直っております。

 

東京の会員制馬肉専門店、ローストホースには会員の友人たちに連れられてちょこちょことお邪魔させていただいています。

https://www.instagram.com/p/BAXJoUEiniM/

本日も最高の馬肉体験🐴 ありがとうございました💕🙏

 

日本国内最高級の馬肉に、ウニをのせちゃいかんでしょ!と思わず高級食材のはずのウニを叱責したくなる、他にも高級なはずのアワビの扱いもどこか乱雑に感じてしまう、そんな最高な店です。(伝わっていますでしょうかこの馬肉を敬っちゃうすごさ)

 

tabelog.com

 

 

んで、福岡から上京した女3人でこんなTボーンステーキを食べたりも。

 
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これ、わかります? 下にたまった液体、全部バター&肉自体の脂ですよ。
これにつけて食べるフライドポテト、最高すぎるんだけど……?
 

tabelog.com

 

東京はうまいもんが多いんだわ、こりゃ。

 

こんな感じでゆるゆると美容に気を使ったり(一応美容ライターの肩書きありますゆえに)、お肉たっぷり味わっております今日この頃。

新しい仕事に取り組んでみたり、今日も元気に頑張ってます。以上、近況報告でした。

パーティーピーポーになれるジム、FEEL CYCLEに入会しました

運動不足を実感しながらも、なんだか決心がつかぬまま25歳として迎えた2016年。さあ、何かしてみようと思って行動しましたよ、どうも雨宮美奈子です。

 

実はFEEL CYCLE(フィールサイクル)なるものが前々から気になっていたので昨日ダーリンと共に体験してみたところ、これがとても面白いじゃん!と思ったので即日入会してきました。

 

フィールサイクル?なあに、それ?と思われる方。こちらの説明動画の出だし30秒だけでもご覧ください。(それで充分にわかります)


FEELCYCLE brand movie short version

 

ん? これはディスコかな?(言い方が古い) というような盛り上がり方。サイクリングしながら、DJのようなインストラクターの指示のもと、ガンガンの音楽と光のなかで身体を動かすジムです。

そう、気分は(なんちゃって)パーティーピーポー!(なったことないのに!気分だけ!)

 

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(公式ホームページより)

 

先生の掛け声も英語だし、踊るわ歌うわという楽しい感じに、ジムなのにスタジオの中央には暗闇の中で光る『ミラーボール』。こんな楽しいジム、あるんだな〜という感じです。

 

これがもうとっても楽しくて、踊ったり、音楽が好きだったり(つまりクラブが好きなひととか)、自分のリズムで運動していてはついつい怠けてしまう…というひとにはすごくおすすめです。

わたし、とても怠惰なのでお金を払ってるという気持ちで「もったいないから通おう」精神が高まるタイプでして、月間会員になってしまうのが1番よいと判断し入会。行けば楽しいし、シャワーも浴びられて気持よく帰れそうだし、と。ダーリンも一緒に入会して、一緒に頑張ることになりました。

 

ちなみに公式ホームページいわく、、、、

FEELCYCLEは有酸素運動と筋トレの両方の要素を持ち、 かつ自転車と異なりノンストップで集中して運動を続けられます。これにより45分間の1レッスンで約400~800kcal(※) という脅威のカロリー消費量を実現しました。

とのこと。確かにこれぐらい消費している感じ、あります。(終わったあとのTシャツ、汗が絞れたよ……!)

 

イマドキのヒットソングからEDMだけでなく、マドンナ、マイケル・ジャクソン、ビートルズに絞った選曲のレッスンもあるので、いろいろな楽しみ方も出来るようでした。(マイケル・ジャクソン早く受けたい!)

 

漕ぐだけではなく、腕立てのような動きやダンベルを使った運動もあり、全身が現在進行形で筋肉痛。これは本当に面白いので(そして気づかぬうちに運動量がすごいので)、個人的にはすごく気に入りました。

 

今年はきちんと(なんちゃってパーティーピーポー気分で)運動習慣、つけるぞ〜!(一緒に通ってくれる仲間も募集します♡)

然様なら、2015年

大変だったね、わたし、2015年さ。

激動の一年だったよ、5年かけて大学卒業して泣きながら卒業してさ、新卒の会社でボロ雑巾のようになってさ、男にふられてさ、あちゃーって。

んでさ、気づいたら結婚きめてさ、転職してさ、東京にまで移り住んでさ、なんなんだろうこのスピード感。ジャンプのスポーツ漫画じゃないんだから。

 

キラキラめまぐるしい東京に、田舎っ子が無理して背伸びして靴ずれするような、そんな一年だったね。もうちょっと来年は、いかにもなトーキョー人のふりして歩こうね、わたし。

 

ってこんなこと意識してるうちは、田舎もんなんだよねぇ。うふふ。

自意識と戦うってのはわたしよりひとつ前の世代、雨宮まみさんやら、犬山紙子さんなんてお姉さんがたがやってくれてるからさ、どうしたらいいんだろうわたしくらいの平成生まれ(あえて言おう、ピチピチだと)はさ。

下克上でもするんかな、なにするんかな。うふふ。たのしみだなあ。

 

同級生が活躍しているのを見ていると、努力不足を痛感するんだな、最近。だったらやれよって思うじゃん? はい、やります、それが2016年になりますように。

 

 

https://www.instagram.com/p/_7H1ViCnhR/

2️⃣0️⃣1️⃣5️⃣🌄 ✳︎年の瀬になりました🎍今年は結婚を決め、東京へと移り住み、仕事も帰るという人生の中でも1位なほど激動な人生だったように思います💋✳︎だけども最高の一年でした、皆さんありがとうございます、来年もよろしく💕✳︎#大晦日 #2015 #goodbye2015 #tokyo #hello2016✳︎

 

愛してたよ2015年、わたしの人生を変えてくれてありがとう、良いお年を!

タイへ行ってきました(おすすめ情報も書きますね)

なんだかこのブログではすっかり書き忘れていたのだけれども、そういえば9月のはじめにタイへと行ってきました。

 

今回でタイへ行くのは、人生で5回目。

実は母の弟(つまり、わたしのおじさん)がタイ人女性と結婚したということもあり、わたしが小学生の時にはそのタイのご実家に伺ったりしていました。タイと言ってもそこはバンコクなどではなく、確かラオスとの国境沿いの、小さな小さな街。ATMも遠くにしか無く、コンビニも無いような田舎。

無免許運転は当たり前、中学生がバイク乗り回してるのも当たり前。道路は舗装されておらず、土埃が舞い、そんな道路をうっかりとニワトリの行列が横切る、みたいな地。高床式倉庫のような作りの家で、一階部分のスペースは完全に外なんだけども、それが要するにキッチンというような家。あとTVアンテナが傘みたいな大きさでした。

文字通り、世界ウルルン滞在記(あの番組覚えてる人いる?)のような体験をしばらくしていました。懐かしい。

 

と、話はそれましたが今回行ったのはタイの首都、バンコク。

バンコクは3回目で、既に少しは勝手がわかっているので、着いて早々にカオサンロードへ。世界中のバックパッカーが集まる、小さな通りです。

 

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タイ人よりも白人が多い通り、安いものが盛り沢山です。今気づいたんですけど、この真ん中の緑シャツの白人のおじさん、鼻ほじってませんか。

 

さて、まずは腹を満たそうと屋台で大好きなパッタイを食べました。

 
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今回、5日間のタイ旅行を付き合ってくれるダーリン。
メガネを掛けると、目が小さくなって目付きが悪くて最高ですね。メニューはこちら。
 
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タイでの日々。たとえば朝は早起きして、水上マーケットへ。
 
意外とバンコクへと旅行にいく日本人で水上マーケットに行きそびれるひとが多いのですが、バンコクから少し離れているけれどもツアーを申しこめば朝から簡単に安く行けて、昼ごはんの時には戻れるので結構おすすめです。
 
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船に乗って、水上を移動します。食べ物も洋服も、全て水上の船で売買するこのマーケット。タイ人のローカルを少し肌で感じられます。
 
ちなみにこれ、日本語のできるガイドツアーなどを申し込むと信じられない値段(ふたりで1万円近く)になるので、物価の安いところに来てまでこれではバカバカしいのでご注意。
今回はカオサンロードで日本人の来なさそうな、路地裏にある英語でやり取りできる小さい旅行代理店で手配しました。クーラー付きの車でホテルまでの送迎、水上マーケット現地での船代や英語ガイド付きの半日ツアーで、ふたりで1200円程度。
 
簡単な英語ができるひとは、日本語可能な旅行代理店に頼らずに現地で挑戦するのがおすすめです。
 
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英語が通じないおじさんに作ってもらった、謎のチキン乗せご飯。美味でした。衛生環境を意識したら、東南アジアで飯は食えぬな。
 
滞在中は、そうやって浮いたお金の分、少し良いホテルに滞在。
 
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※プールに入るために完全すっぴんです。まつげエクステに救われています。
 
自撮り棒が大活躍しました。これ使ってると、韓国人に間違われやすいんですよね。
 
 
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タイは、お金をつかうところとかけるところを、しっかりと分けて考えておくのがコツな気がします。マッサージはどこで受けても激安なので、ふたりで滞在中5日間、毎日狂ったように通いまくりました。最高だ!
 
あと、少し遠出してアユタヤ遺跡ツアーにも参加。1日がかりとは聞いていたものの朝から向かい、夕方には都心に戻れました。
こちらも英語ツアーで参加しました、ふたりで昼食付きで3000円いかなかったはず。日本語ツアーだと、同じような内容や車でひとり1万超えなので、本当にこういうところは節約したいところ。
 
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あ、仏になった人がいますね。
 
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この有名な顔が埋もれたやつは、あと何年か経つと柵などで保護されてしまって見れなくなるとの噂。
 
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アユタヤ遺跡は説明をよく聞いても難しかったので、果てしない歴史を肌で感じたぞ、ぐらいの程度の認識で終えました。うん、多分これでよいです。
 
ちなみにバンコク都心にあったので、王道ですが王宮にも行きました。ただ、このふたりでの写真をとった直後、参拝中にお気に入りのサンダルを盗まれたのでわたしの笑顔はここ以降、途絶えてしまいました。盗んだ奴、呪うぞ!
 
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そして。
 
今回の旅で最も特筆すべきだと感じたのは、ワット・アルンの夜景。三島由紀夫の、あの暁の寺です。
 
残念ながら今回の旅行では、ワット・アルンは改装工事中だったので、登れないことが発覚。だったら対岸から眺めようということで、夜にワット・アルンが見えるという小さな穴場のBARから眺めました。
 
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目に焼き付く、という風景をこれからの人生で何度見るかはわかりませんが、少なくともこれはそのうちの1つでした。
 
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↑ 感動し、いつもは話すことのない恥ずかしい思い出話を饒舌に語るダーリン
 
ふたりとも、お酒が飲めない人種なのに、飲みたがりなので頑張って2杯ずつ飲んでしまった夜でした。いろいろと語り合い、将来のことも話し、いつかもっと大人になったらこのBARにまた来ようと誓いました。
対岸にはいくつかBARやレストランがあるので、夜の美しい暁の寺を見たい人は絶対に行くべし。
 

 
あと、グルメ情報も。
 
プーパッポンカリーを食べました。このオレンジのやつです。
 
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こちらがどんな料理なのか簡単に説明すると、

 

プーパッポンカリー (ปูผัดผงกะหรี่, Poo Pad Pong Curry) とは、タイで食べられているを使ったシーフードを用いたカレー料理である。食材[1]としては、蟹、カレー、ライスの他には、ココナッツミルク、卵、トウガラシなどが用いられ、ぶつ切りにした蟹をカレーソースで炒めた後に、溶き卵で卵とじにする。主にシーフードレストランで食べられる。

 

だそうです。Wikipedia先生、いつもありがとうございます。

本当は殻がついたままでカレーになってるのですが、カレーで手をベタベタさせながら殻をむくのが嫌だったので、見た目はちょっとボリュームダウンしますがあらかじめ剥いてから調理してもらうように注文しました。

 

だいたい、こういう頼みごとは英語では通じないので『殻、いらない!剥いてね!』くらいはタイ語で話せるようにしておくのがおすすめです。わたし、それだけを連呼してレストランへと行きました。

 

また地元の食堂で、アフリカンヌードルという食べ物があったので、タイにきたというのにアフリカンヌードル、気になって注文してみました。
 
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最初から最後まで、これには一体何が入っていて、どう味付けされているのか、そして何がアフリカンなのかさっぱりでしたが、これがどうしてか今も思い出せるほどに強烈に美味しかったので、名前もない食堂でしたがタイへ行った時にはまた伺おうと思ってます。店主、英語検定とってて英語上手だったし、とても良い。
 
地元の食堂は、よくわからないけれど入ってみて勝負をかけるのが面白いです。どこの国でもそうですが、タイは特にそう。
 
あとは、デパートのサイゴンスクエアに入っているスイーツ屋さん
『After you dessert』というお店なのですが、バンコクで1番人気のカフェでいくつかチェーン店があります。
 
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ハニトー!
 
詳しく知りたいひとは、こちらをどうぞ。www.tripadvisor.jp
 
まるで日本のカフェのようなおしゃれさや、メニュー。そしてこれが、日本の表参道やらの店と比べてもレベルが高くて本当に美味しい!
 
わたしはこの店を全く知らなかったのですが、わたしの母が今回のタイ訪問の1ヶ月前にちょうどタイにいて、そこで見つけたから行って来なさいと強く薦めてくれたので行ってみたら大正解。日本人好みなのはもちろんですが、日本のカフェのここをマネしたんだな〜というのが垣間見えて結構おもしろいです。
 
 
という感じで駆け抜けた、5日間。タイは安くて美味しいごはん、いい雰囲気のお店、激安の極楽マッサージでとっても幸せに過ごすことが出来ました。
 
リフレッシュに最高な国、タイ。わたしの母国のシンガポールは東京と同じく物価がそこそこなので、タイでこうやって安く贅沢できるのは楽しみです。
 
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ということで旅行を思い出しながら、駆け抜けて師走。頑張って年末進行、乗り越えていきまっしょい。
 
ちなみにインターネットについて、追記。
イモトのWi-Fi、持って行きました。めっちゃよかったし安かった。2人のスマホもパソコンもiPadも、これ一台で使えるの、いいよね。

 

四半世紀の節目にあたって

25歳に、なりました。わたしの人生が、いよいよ四半世紀の節目へと突入します。

 

 

なんというか、25歳という人間はもっと立派なものだと思っていました。皆さんもそうじゃなかったでしょうか、って思うわけです。だって20歳になった時だって、20歳はもっと立派なものだとずっと思っていたのにあっけなく20歳になっちゃって、当時はそのギャップに少し悩んだわけで。

 

でも、もう25歳。そのギャップは、もはやあの時以上。ついに被選挙権を手に入れたわたしは、年齢制限のあるものがいよいよ無くなってきたのではないかと思うのです。うーん、これはすなわち、もう人生あんまり新しい発見がなくなっちゃうんじゃないかって、そういった不安の種でもあります。

 

……なんて言ってますが、まだまだ新発見の続く日々は終わりそうにありません。まだ人生の大きなイベントである結婚やらも経験していないし、人生で一度くらい自分の車を買ってみたいとも思うし。そういう諸々、まだまだ楽しみが尽きない予感なわけです。うん、まだまだ。

 

新しい恋人(と同時に婚約者)に、新しい仕事に、新しい住所、新しい人間関係。何もかもが新しくアップデートされた24歳でした。来年のわたしは、新しい苗字で無事に26歳を迎えているのでしょうか。

わたしの人生のうちで目指すべきもの、そんなものが見えていた気がした頃もあったはずなのに、今ではめっきりどこへやら。それでも、何か見つけたいと、もがきたいとは未だ思っています。

 

きっと、東京オリンピックがある、そんな頃には。わたしはもう少し、自分の人生の道筋に納得できる進み方をしていると信じていたいです。夢を追いかけるもよし、その夢がズレるもよし、夢がいつの間にか子育てに追われて後回しになっているもよし。

 

多分きっと、こういう考え方をしている今、これがなんだか25歳になった最大の実感なわけです。去年だったら、そうは思えなかったはず、なので。

 

 

追伸: そういえば、今回の誕生日は恋人に少し凝ったデートをしてもらいましたが、それはまた今度にでも書きたいと思います。それでは。

 

追伸2: インターネットの世界ではおなじみのこちら、を貼っておきますね。ご査収ください。

https://instagram.com/p/-bgqNYinhl/

「あなたは良いものを持っているべきだ」とダーリンより。良い25歳になります💓 #CHANEL #CHANELwallet #luv #birthdaypresent

東京は僕のことを、あまりにもすんなりと

秋めいてきた。
 
東京に移り住んでからというもの、新しい仕事を得て、駅の路線図も頭に入ったおかげで効率よく乗り換えられるようになって、ハイヒールで歩く速度も早くなって、少しはわたしも東京のひとになってきたのかなと思う。
 
先日、東京の区役所に転入届を出した時、ああわたしは福岡の人間じゃなくなるのだ、という意識が強くなって、自分で決めたことだったはずなのに少し落ち込んだりもした。東京に移り住む人は、みんなこんな気持ちになったりしているのだろうか。
 
 
目まぐるしく、そしてきらびやかな東京はいつだって鮮やかだ。
 
今日は、仕事でFURLA銀座店のリニューアルパーティーに参加させていただいた。ので、そのことについて触れてみようかと。すっごく、トーキョー、だった。https://instagram.com/p/8nPtCFCntW/
 
銀座、芸能人、ファッション。
パーティーで見かけたその羅列は、ああ、分かりやすく東京だ、と思った。
 
なんだか今日ほど東京に来たなあと思った日はないかもしれないな。……とかこんなことを言ってるうちは、やっぱりわたしは東京に馴染めていないのかもしれない。
 
明日オープンのFURLA銀座店。大通り沿いに鎮座していた。

 

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メイン部分と、カバー部分が選べて着せ替え出来るミニバッグは本当にかわいくて、宣伝じゃないけれども『買わなきゃだめだな〜』と思わせられ。

しかし東京の初任給を受け取っていない今は、ちょいと我慢。

 
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華やかなフロアは、きらきらと眩しく。
東京は夜だって昼のようだ。
 
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今季から登場したという、このリュックがもう、たまらなく可愛くて。FURLAの代表であるキャンディバッグ、この手もあったかという。
 
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濃いピンク、きてました。
 
靴もいろいろ。これなんかは歩きやすそうで、仕事で出歩くときにもガシガシいけそうだなとちょっと目をつけてきた。
 
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よし、おねだり候補にしておこうと決めた。
 
 
そんなこんなで、東京を感じた日だったので自分の中で思いを残しておきたくなり、このブログも書いてみたわけだし、あまりひとりで自撮りなんかはしないのだけど、自分を写真に残しておいた。

https://instagram.com/p/8nWo46CnnK/

自撮り📷 普通に全身 #VivienneWestwood で来てしまった。今度からブランドのパーティーにはそのブランドのものを持って行こう……!👜 #furlaginza

 

たとえば一年後の今頃、わたしはきっと、もっと東京人のふりが上手になっているのだろう。

合法的駆け落ちをしました

東京へと移り住みました。
 
この2ヶ月ほどの間のことを書くのは全体像が大胆すぎて非常に難しいのですが、人生最大とも言える転機がありまして、現在既に東京へと移り住んでいます。
 
こちら一言で言うなれば、『合法的駆け落ち』をしました。
 
親や仕事や様々なことに一応はきちんと決着をつけているけれども、半ば無理矢理に愛する男性に遠い地へとさらわれてしまったかのような、社会との関係性を壊さない丁寧な駆け落ちです。
今は東京でゆっくりと毎日を過ごし、愛する人のために日々お弁当を作っています。早起きが非常に非常に苦手なわたくしではございますが、雨宮美奈子、冷凍食品を一切使わずに頑張っているわけでございます。

卵焼きが綺麗に焼けた日は気分も最高です。

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またそれに伴い、転職もしました。
9月からは神保町という街で、または家でコツコツ文章を書いたりしているであろうことかと思います。読んでください、よろしくお願いいたします。

 
 
さてはて。

わたしは本当に、きっかけを待ち続けている人生、でした。
大都会から、王子様が博多まで迎えに来てくれるのを待っている人生でした。
 
わたしという人間は、どうやら自分で決めた人生を楽しく謳歌していると人様からは見えるらしかったのですが、全くそんなことはなくて、常に受け身で物事をこなしつづける人生を過ごしてきました。
 
したい仕事に明確につくわけでもなく、敷かれたレールの上を歩み続け、地方の国立大学に通うことで正解だと思い込もうとしていた若者でしかなく、親を安心させるための就職をし、その中で頑張ろうとコツコツやるような、そんな不器用な人間です。
 
 
結局、わたしは女なのでした。
 
男の手によって東京へと引っ張られることを夢見ながら、小さな田舎で待ち続けていました。
(大学ではジェンダー学専攻して男女平等社会ばっかり考えてたのにね!ジェンダーおばちゃんは男性に敗北しました!)
 
でももう、こんなきっかけが無ければわたしは絶対に東京へとは出てこれなかった、したい仕事へと近づけなかった、と思います。だから連れてきてくれた愛する人にはそれはもう強く感謝していますし、両親へと頭下げるときには無理矢理にでも付き合ってもらいます。(一緒に怒られましょう!)
 
 
そのひとは、何年も前から知っていたひとです。
初対面の時から「好きだな」と思っていた男です。
何度も会いながらも、先輩後輩の粋から脱することが出来なかった関係です。
 
手に入ることなど無いだろうととうに諦めていたので、思い切ってわたしの人生をかけての勝負に出ましたらば折れてくださった、そんな粋な年上の男です。
当人いわく『もうお前にべた惚れだよ、俺こんなふうになるなんて俺が知らなかったよ』とのことなので、それなりに結構幸せに暮らしています。
 
恋をすっ飛ばして愛してしまった人なので、遅ればせながら恋をしようとふたりで同棲しながら今、もがいております。
 
 
皆様の温かい目、リア充を惨殺したいと仰っしゃるご意見などに囲まれながら、わたしはこんなかんじで東京生活をはじめました。詳細はいつか記事にでもします。
 
ということで皆様、東京でお会いしましょう。
よろしくおねがいします。以上、ご報告まで。


シュビドゥバ 銀座

先週、銀座へと出向いた。
 
歩行者天国になっている銀座の道路、活気が満ち満ちていたにも関わらず、大きな違和感があった。なるほど、歩くひと、歩くひと、皆が日本語を話していないことにふと気づく。
 
派手めのファッション、がに股のその歩き方でこの人々が何者かという推測はつく、そう、今銀座には中国人観光客が溢れきっている。
 
銀座は誰のものってなわけはないのだけれど、通行人の過半数以上が明らかに日本人『ではない』という状況に少し危機感を(勝手に)覚えたのだった。
わたしはシンガポール生まれシンガポール育ちだけども、ここ銀座は日本人の憧れの地であることぐらいさすがに分かるのである。
 
そびえ立つ銀座のビルの群れ、見上げればユニクロの看板。
銀座にもユニクロがある時代……かと思いきや、驚き桃の木、GUまである。ついでに免税店のラオックスも路面に大きなビルを構えている。
ファストファッションもあるのね、を通り越して激安の服飾店もかまえているとなると、ここは本当に銀座なのかと問いたくなる。
なぜなら、三越が、憧れのジュエリーショップが、喫茶店の名店が、華やかな夜のクラブが、それがわたしにとっての銀座のイメージを形作るものだからだ。
 
資生堂パーラーに入る。
少し並ぶ。その間に周囲を見てみれば、客には中国人観光客が多い。

日本に来る中国人の若い女の特徴として、綺麗な肌、がに股、シャネルのミニバッグ(ちゃんと本物)、派手なスマホケース、大きなサングラスあたりが特徴として挙げられると思う。爆買いされた複数の紙袋も特徴的。資生堂パーラーはそんな女の子を含めた中国人家族連れが多かった。
 
どこでもかしこでも中国の友人や親戚と画面通話している。日本人が、あまり公共の場でやらない光景だ。
 
銀座には今、中国語表記が目立っている。中国人観光客を失っては潰れてしまうという店も多いのではないだろうか。
 
時代の流れといえば仕方ないであろうが、どこか切ない。
そういえばパリに行った時、ルイヴィトンのシャンゼリゼ通り店で店員が言っていた。『今は中国人のお客様ばかりだけれども、バブルの頃は日本人だらけでしたよ』
シャンゼリゼ通りがパリのひとにとってどんな意味をなすのか、わたしにはきちんとは分からない。けれどもきっと、銀座のような場所なのだろう。
 
その街の商業のシンボル。
そこは常に、それぞれの時代を先導する国の人が爆買いをするおかげで成り立っている街なのかもしれない。そして、店に丁寧な歴史はあれど、客層には積み重ねた歴史はないのだろう。客に文脈はない、あるのはその時代を象徴する豊富なマネーだけだ。その中で、どれだけマネーにあやかりながらも、きちんと伝統や歴史との折り合いをつけていくのかが重要なのだろう。
 
うーん、でも、なーんかやだね。資本主義って感じ。
……と思いながら、わたしは資生堂パーラーのアイスを小さく口に運ぶ。それはそれは贅沢な、きちんとした銀座の歴史の味がした。

田舎は政治家のポスターで溢れているし、鯉は食べられる

 

家の壁面に自民党やら公明党やら、政治家のポスターを貼っている家がやたらと増えてきたなと思ったならば、既にそこは田舎である。
 
今日は佐賀県へと行ってきた。佐賀県有田市。
有田焼という名の陶器で有名な、それは小さな田舎町である。
 
わたしは佐賀県のことを愛をこめて福岡県の植民地と呼んでいるが、からかえばからかうほど何故かいつも佐賀県民は嬉しそうに自虐的にのってくるため、わたしはそう呼び続けている。決して、わたしが意地悪なのではない。
 
個人的見解ではあるが、この手の話をする時の佐賀県民はマゾがとても多いと思う。
 
博多駅から有田駅へ行くには、長崎県の佐世保駅行きの電車へ乗る。
その途中で降りるというシステムだ。もはや長崎行きのおまけのような存在として途中に佐賀の各駅があるかのように思えてくる。やはり植民地だ。
 
車窓から見える風景は、ひたすらに緑色だった。
視界の95%がグリーン。癒やしというよりもはや暴力的に緑、緑、緑。
田んぼと山がひたすらに続く風景は、最初こそ『いいなあ、癒やされるなあ〜』と思えど、段々と1時間も見ていれば飽きてしまう。ちょいちょいと近代的な建物が挟まり、変わり映えのしない田舎の風景。ポツポツと離れて建つ民家に、段々と政治家のポスターが増えてくる。ああ、田舎だ。
 
わたしは今、福岡に住んでいるけれども、東京も含めて地方都市なんかでそこそこに俺は都会だ!と言い張れる都市は日本には何県あるのだろう。多く見積もって7つぐらいだとしても、それならば40の県は田舎ということになる。でもその40が、この日本を最も数的にも支えている。
東京がいくら大暴れしたって、大阪や名古屋とタッグを組んだって、40の県が反抗すれば日本の流通や経済は崩壊する。
  
こういう見慣れた退屈な田舎が、この日本ではほとんどなはずで、つまりこの国のほとんどを支えているのだ。スタバもヴィレバンも、彼らには遠い存在だ。そりゃイオンが地元に現れたならば、イオンは田舎の救世主として君臨できるわけだ。
イオンは、今、田舎にとっての文化を形成している。そりゃそうなる。
 
 
さて今日、そんな佐賀県有田市の地元の人間に『恋は好きか?』と唐突に聞かれた。
 
あらやだ、そんなロマンチックなことを突然聞くなんて!と照れたところ、それは『鯉(コイ)』の話だった。マジで紛らわしい。
 
鯉か、鯉。
太宰府天満宮の池で綺麗に泳いでいる姿しか見たことがない。ひえええ〜食べられるんだな、鯉ってのは。想像がつかない。

正直に食べたことがないと言うと、嬉しそうに鯉が美味いと評判の地元の料亭に連れて行ってもらえた。
 
橋を渡ると、料亭が現れる。
 

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今日連れて行ってもらったのはここ。

創作川魚料理 料亭龍泉荘


本当に美味しい店は食べログにも、ぐるなびにも載っていない。
検索したって情報が少ない。
これが地元の人が教える、美味しいお店なのであろう。
 
鯉というのはそのまますぐに食べると泥臭いらしく、普通は食べる1ヶ月ほど前に綺麗な水槽に取り出して泳がせて臭みが抜けるのを待つらしいのだけれども、こちらはそれを3ヶ月もしてから調理するという。
そんな説明を聞くと、ますます期待が高まる。
 
出てきた鯉の刺盛りは、圧巻の鮮やかさだった。
どーーーーん!

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うん、美しい!
その一言に尽きるね、まったく!

そのボリュームもさることながら、まるで『脂を綺麗に抜いたあっさりとした鯛』のような上品な味わい。うまい、うますぎる。酢味噌に紫蘇と葱を配合し、自分だけの調味料をブレンド。それを絡めて食べる、肉厚な鯉の刺身。
 
これだけ食べて、前菜やら茶碗蒸しやら、鯛汁ならぬ鯉汁までをもたっぷりと頂いて2500円ほど。なんということだろう。この日本において、この現代日本において、こんなことがあっていいのだろうか。(ちなみに上にのっている白いのは皮の部分らしい、こちらは淡白で歯ごたえが良い)
 
わたしはこの時、もはや福岡県が佐賀県の植民地になってもいいのではと初めて思った。
 
40の田舎の県には、きっと美味しいものがこれまた散らばっている。東京と大阪に媚び売って仲間になっても、名古屋とも仙台とも結託したとしても、きっと僕らはこの40の県に勝てない。だから田舎はあなどれない。わたしはなんだかんだ言いながら、結構こういうクソ田舎、大好きなんですよ。
 
人生初の鯉、絶品でございました。
佐賀、愛してる!
 
 
 
(おまけ)
 
その後、有田市の歴史公園へ寄ると不思議な風景が広がっていた。
 

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これだけ見るとなんのこっちゃと思うかもしれないが、この柵から奥は立入禁止であり、奥の大きな岩まで数百メートルも離れている。
 
ここは、大きな大きな岩山だったという。
有田焼にふさわしい良質な陶器の原料となる石が多く取れるとのことで、ダイナマイトで爆発しては削っていき、その結果ここにあった山は綺麗になくなったのである!
 
まるで何かのアトラクションか、映画のセットのごとくここだけ唐突に砂漠のようになっているのだ。あまりに奇妙な風景だった。本当にだだっ広い。やまびこを叫べば、跳ね返らなそうなほど遠くの岩肌は遠い。
不思議な、不思議な風景だった。
 
佐賀県、結構おもしろいじゃん。
これからも福岡の、植民地でいてくれよ。愛してるぜ。
 

 

熟成肉といえば、ラム肉であってほしい

熟成肉ってのが流行ってるそうだ。
 
こちら東京だけでの流行りものかなと思っていたら、東京やNYで流行っている『Butcher』がいつの間にか福岡にも2店舗ほど出来ていて、流行りものが好きな博多の人々によってこれまた予約が取りづらくなっているという。
 
そもそも熟成肉とはなんぞやという話で、Wikipedia先生に尋ねてみると、
 
乾燥熟成肉(かんそうじゅくせいにく)とは、牛肉・羊肉・ジビエ(野生の鹿肉など)などの食肉を、保存しつつ熟成させて更に柔らかく美味しく食べられるようにした食品である。冷蔵庫がなかった時代に、欧州で食肉を冷涼な洞窟や地下倉庫などに吊るして保存したことが起源である。
 
という。うん、よく分からない。
なのでわたしの認識では腐らせるわけじゃないけど、納豆みたいになんかうまくやる感じ、という認識である。あってるかは分からないけれど、とりあえずそういうもんで旨味が強いということにしておこう。このあたり、うまく一言で書いてくれる人いたら助けてください…。
 
 
ということで、熟成肉。
東京やシンガポールにも店を構えているという『WAKANUI』に行ってきた。今月行ったので既に3回目の訪問。たまには食べ歩きブログっぽいの、実は書いてみたかった。
 
福岡では都心近くの薬院、妖怪ウォッチでお馴染みのレベルファイブの入ってるビルの1階。
 

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梅の花という有名な豆腐・湯葉料理のお店がありますが、どうやらそこのグループ経営だそう。
  
もう、イチオシから最初に紹介してしまうと
ダントツで一番美味しかったのはこちら、
羊!ラム肉の熟成!どーん!
 

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きゃーーーーーーーー

見てこのピンクのお肉!!!桃色吐息!どっはー!
むさぼりついて食べる、とはまさにこのこと。
塩のふられた美味しい焼き目に包まれし柔らかな歯ごたえ。
噛んだ瞬間のじゅわっとした肉汁が脳天にどーん、じゅわっ!最高!
 
ラム肉が苦手な人でも絶対に食べられると思ってしまうほどに羊独特のあの臭みは抜けていて、ひたすらに柔らかで上品なお肉になっている。本当に、不思議なほど。
野菜好きのわたしでも、この時は付け合せの美味しい野菜も無視してしまいたくなる、それほどに肉に夢中にさせてしまう。これ、ほんっとうにおすすめです。
 

で、熟成肉といえばビーフらしい。(忘れてたけど熟成肉ブームってそもそもビーフ肉のことをほとんど指すはず?)
 
ヒレ肉がこちら。
 
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てろりん。てろりろりん。
見よ、この美しさ。
ヒレ肉がつやっつや。つやっつや。輝きを放っている。
こんな上品なテカり、初めてだというほどのつやっつや。
 
牛肉がいつもより柔らかで、やんわりとした噛みごたえ。旨味もちょっと凝縮されてる感じ。ビーフジャーキーになりかけたお肉のビーフジャーキへの道のりの進捗2割、ってなところの味。
こちらもとっても柔らかで美味しいと感動はしつつも、うーんうーん、羊肉のほうがやはり良いかもと思わず思ってしまう……
 
 
臭みが消えてしまえば、ラム肉って万人受けする最強の肉になるはず。
熟成肉にすると、まさにそれが消えてくれて、やわらかな食感と強い旨味だけが残っていく。つまり、最強。わたしはあの臭みも好きなんだけれども、これもやはり好き。
ちなみに熟成肉、豚肉や鶏肉はあんまり向いていないらしい。
 
わたくし、雨宮美奈子、人生たったの24年しか生きてませんが、どこで食べた羊肉よりも美味しく感じられて、こちらのラム肉は毎度食べながら『たまらん』『最強』としか言わなくなっていくのです。
人間、うまいもん食べてる瞬間は愚かになっていくね…
   
 
他にもたっぷりの野菜を合わせたコブサラダ、白トリュフのオイルをかけたフライドポテト、他の店ではなかなか見ることのないデザートなどもたっぷり食べるんだけども、やっぱりこのラム肉の美味しさにはいつも全く敵わないというか霞んでしまうというか。
(ということでその辺はもはや写真撮ってない)
 
たっぷりの赤ワインを飲み干しながら、最高のお肉、熟成されたラム肉をむしゃむしゃ。これが一番美味しい食べ方だと思うこの頃。
 
どこかの回し者ではないけれど、こちらのお店のラム肉はラム肉への概念を変えてしまうほどに本当におすすめなので(そして多分だけれど東京よりは予約とれると思うので)、熟成肉といえばビーフと言わずに、ラム!をもっと浸透させていきましょう。
  

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 ラムアンドピース。以上、雨宮美奈子でした。

乳首の毛を剃らなくなってしまった女の話

唐突だけど、女の乳輪まわりにも毛は生えるのは常識だ。
そう、この毛が生えるのは男だけじゃない。
 
もしもこの文章を読んでいる男の中で『え、女にも生えるの?まあでも、いうて産毛レベルでしょ?男ほどじゃないでしょ?』などと生ぬるいことを抜かす奴がいたら、『女 乳首 毛』あたりでGoogle先生に画像を尋ねて、もうちょっとお勉強してから出直してきて。じゃなきゃ童貞野郎って呼んでやる、下手すりゃ博多湾に沈めてやる。
 
 
若いお嬢さんは基本的にムダ毛をそれなりに気にしていらっしゃる人が多いので、温泉なんかで裸体を見ても『あなたの裸体についてる毛…ぱっと見、アンダーヘアしかないね』状態なんだけども(それさえも綺麗さっぱり取り除いてる人最近多いよね〜)
  
ちょっと年齢を重ねた、ダイレクトに言っちゃえば…そろそろセックスレスに突入したかな?程度の年齢の妙齢の方々はしっかりとした毛が乳首のまわりに佇んでいることが多い。
もっともっとおばあちゃんになれば、乳首は薄いピンク色になり、毛…しわしわのこの肌に生えてるかな…状態にまで突入するがそれはもうちょっと未来の話。
 
 
そんな乳首の毛。
正直、こまめに剃るのは面倒である。
でも剃らなければ生えてくる、ヒゲとかと同じでほんの少しでも放っておけば変なチクチク状態になってしまう。
 
別にいつもはブラジャーの中にいるだけの存在なのだから、ちょっとやそっとじゃ剃る必要も、ついでに誰かに見せる必要もない。
だからむしろ繊細な部分でもある乳首の周辺の毛は、本来必要がある場合に剃るだけにしておいて、いつもは放っておくだけで良いはずなのだ。
 
しかしながら、例外がある。
恋人、つまり裸を見せるひとが近くにいる場合は例外なのである。
 
イチャコラホイホイとベッドに、いつ引っ張り込まれるかわからないうら若き乙女たち。遠距離恋愛ならいざ知らず、近くに恋人がいるならそんなことは日常茶飯事だろう。
 
いつ紳士諸君に脱がされても良いように、そして見栄えが良いように、肌触り(もしかすると舌触りかもね?)がチクチクしないように、女の肌はすべすべという男の抱く幻を守ってあげるために。日夜、乳首の毛をしっかりとカミソリで取り除く乙女たちの戦い。なんと、素晴らしいではないか。
 
 
つまり何が言いたいのかというと、そんな乳首の毛をこまめに取り除く戦いから降りてしまった女がいる。他ならない、わたしである。
 



以前ブログで、わたしはこんなことを書いていた。

そういえばひとって(特に女性か)、自分には恋人ができたぜ!とやたらに良い報告はブログなんかに書きたがるのに、いざ別れたらそのことは妙に書きたがらないよね、ってことをふと思う。
あれ、格好悪いから、わたしは別れたら潔くすぐさまブログ書きますとも。それを今、ここに約束しておきましょう。その時は悪口めいっぱい書こう。ひゃっはー!ってなテンションでな。

minako.hatenablog.jp

 

そう、わたしは約束していた。
ドヤ顔でブログに恋人ができた報告をする以上は、きちんと別れたよってのもインターネットの星屑の海に放流せねばならないんだろって。約束は守ります、だからここに書きます。別れました。女に二言はないのだ。
 
人と人が関係性を構築するには、色々な障壁がある。
けれどもそんな時は愛さえあればイッツオーライ♡で強行突破してきたのがほとんどだ。だが今年で25歳のわたしには、そろそろ結婚という文字が脳裏をよぎる訳でして、人生計画の様々な分岐点を意識したときに、相手からNOを突きつけられることもある。
致し方のない別れが、ある。
 
  
私立の高校出身で、スタバを飲みつつ塾に通っていたわたしには知らない世界が多々あった。そのまま地方国立大学に入って、終電を過ぎてしまうという概念を決して持つことなく、パチンコのルールも知らないわたしに、世の中の些細なことから実は大きなことまで、いつも車の助手席に乗せてくれながら多くのことを教えてくれた元恋人にはとてもとても感謝している。本当に、たまらなく感謝している。
そして、きっちりと記念日に別れてくれたこともある意味良かったのかもしれない。
 
 
そういうこっちゃでわたしは今、乳首の毛に意識が向いていない。
思い出したように剃ることはあれども、剃って無駄に肌荒れを引き起こしかねないぐらいなら、次に誰かに裸体を見せる必要がある日まで放っておこうかと思っている。
 
しばらくは、不意打ちで見せることも、見せる元気も無さそう、なので。